DAC
AIT研究所(aitlabo)の製作記事です
[TOP] [RSS] [すくすくBLOG]

FIFO方式JITTERその2
昨日FIFO方式JITTERについて質問がありましたので、改めて説明します。FIFO方式の場合2つのクロックが混在しますので、必ずジッターが発生する理由です。
尚これは αがπ/2より十分小さい時NARROW BAND FM(狭帯域FM)理論として一般的に使用されています。
蛇足ですが、FM放送はWIDE BAND FM(広帯域FM)です。
(4)、(5)式を(1)式に代入し、三角関数展開をすると図のスペクトラムになります。






2信号が入力された時はAMとPM (=JITTER、FM) 成分の合成として表されます。
ここでLOGIC回路等振幅を制限しますと振幅の変動はなくなり位相成分(=JITTER)のみとなります。
LOGIC回路ではクロストークにより、お互いの混入が必ず発生し、周波数が高くなれば大きくなります。
当方はCYCRON3を用いていますが、24MHz付近で約-30dB程度と思われます。
測定にはスペアナがよいですが測定箇所が設定できないので、10kHz程度のオーディオ出力をwave spectra等で観測するのがよいでしょう。この場合ジッター量は(6)式から計算で求めることになります。
SDRAM等を用いた場合、電流が大きくなるためより増大するでしょう。

ここで、妨害によって位相ではなく周波数の観点から考慮すると
妨害を受けた信号の周波数変化幅(=Δωr)は
Δωr=2*α*Δωd ...(FMとして) 
となり、差周波数に比例して大きくなります。  
等価ジッター=2*α/(2*π)*(1/fd)  (6)

一般的FIFOの場合、差周波数を30ppm(24.576MHzに対し)、α=0.1(=-20dB)
とすれば約300Hzの幅でで24.576MHzが変動することです。
等価ジッターは1.3ns ppとなります。
ただ音源依存性がないため検知限はより高いと思われます。

以上の理由により当方はFPGA内臓RAMを使用し、周波数差は非常に小さくなるよう制御 、クロストークが小さくなるPIN配置、トレースにしています。


2011/09/17 AM 08:21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | [JITTER]









(C)2004 copyright suk2.tok2.com. All rights reserved.