DAC
AIT研究所(aitlabo)の製作記事です
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ES9018K2M使用DAC試聴評価2
引き続いてES9018K2Mを使用したDAC」の試聴評価です。
この方はS/PDIF(光)入力しています。

これまでのDACもそうですが、ノイズ感は皆無と言っていいです。
あらゆる音が、とてつもない滑らかさと響きを放ち押し寄せてきます。
一切の迷いのない音と申しましょうか、一音一音精緻で分離され圧倒されます。
音の間の静かなところから、音が立ち上がる様は言葉で形容できません。
また、NoBandWidth(sy)とLowest(asy)の比較で最も顕著に感じられたのは、音の広がりです。
NoBandWidthのどこまでも広く伸びていく音は、Lowestでは味わえない空間を作っているように思えます。
既存基板のLowestと新基板のLowest(asy)の比較においては、前者の方が音の押し出し(キレ)が強いかなという印象です。
結論、新基板が奏でる音楽は大変心地のよいもので、聴いているだけでとても幸せな気持ちになれました。
新基板の正式リリースが心から待ち遠しくなるDACです。

試聴環境:Cubox-i4(Mubox)→ifi iUSB Power→ifi DDC(光接続)→AIT DAC(ES9018_K2M使用DAC基板)

2014/07/06 AM 06:03:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | [試聴結果]

ES9018K2M使用DAC試聴評価
先日公表しました「ES9018K2Mを使用したDAC」の試聴評価です。
この方は内蔵COMBO384からPCM/DSDを入力しています。製作直後に試聴していますので、通電時間はあまり多く無い状態からの評価となります。

全体の音質、ES9018S機(以降S機とします)との比較について、

DACチップ以外、回路等すべて同一とお聞きしたとおり、
まさしくAIT-LABO dacの音、ほとんど変わりは無いかと思われます。
正直この音をパッと聞かされて、これがK2M機かS機かを直ぐに判断できる自信は有りません。
凝視するような感じで、音に耳を凝らし聞き続けるうち、
あぁ、やはり、ちょっと違う、差は有る、と感じ・理解した次第です。
5〜10%ほどもS機と異なるだろうか、といったところですが、
その差は人によって決定的なものかも知れません。
それについては、後述します。

K2M機の特筆すべき点は、その音の磨かれ方、練りこまれた感じで、
滑らかで実に肌合いの良い触感。
大変耳馴染みが良く、また全帯域にわたりバランスの取れた音の出方で、
直ぐに音楽そのものに集中でき、非常に魅力的です。
通電時間はごく短いとのことですので、これで時間が経てばどうなるのか
大いに期待されるところです。

sync、async共に、LPFのfast、slowの違いは判りませんでした。
(PCM、DSD変換offにて)
違ったような気がする時も有りましたが、正直私には聞き取れませんでした。

それに対し、sync、asyncの違いは、はっきりと感じられました。
私には、明らかにsyncモードが優れているように思われ、
具体的には、音像の実体感が増し、音場が拡がり、音(色)そのものも濃くなる印象です。
解像度が上がり、フォーカスが絞り込まれ、さらにピントが合ってきた画像といえば良いでしょうか。

さて、それでは、S機との違いはということになるのですが、
音出し当初、正直、心中穏やかならぬ状態でいたのですが、
聞き進むにつれその違いが明確となり、落ち着きを取り戻すに至りました。

先に、違いはわずか、と書きましたが、私が感じたその違いは具体的には、

1.音像の実在感・実体感の程度の差、であり、
S機に比べK2M機はやや薄く、軽くなるように感じ、まさにそこに奏者がいるという
ホログラフィックな体験は、幾分後退します。
(定位が悪くなるということではありません。)

2.音場(サウンドステージ)の展開がやや小さくなる、ということや、
バランスは取れているのですが、左右、後方への広がりが少し抑えられ、
全体がこじんまりとまとまる印象です。

3.音(色)の描き分け、音の濃さが幾分淡い方向となる、といったことです。
S機が、例えば、クラリネット・オーボエ・イングリッシュホルンの音色の違いを
明確に描き分け、瞠目させるのに対し、K2M機はやや同色に近い感じです。

以上述べた違いは、必ずしも欠点・劣っているということにはならず、
再生の環境によっては、むしろ好ましいと思われることもあるのではないかと思います。

最初に書いた通り、K2M機の音の肌合いの良さ、バランスの良さは大変に魅力で
いわゆるウェルバランスの名器と言って良いと思うのですが、
その突き出たところの無い、バランスの取れたまとまりが、
オーディオ的には、逆に、弱点・不満と感じられてしまうのも事実です。

S機は、良い意味で破天荒・野放図といった感が有り、
すべてを綺麗にバランスよく聞かせるということは無い代わりに、
時折、肌を粟立たせるスリリングな体験をさせてくれる得難い魅力を有しています。
私としては、やはりS機を格上、軍配を挙げたいと思います。

2014/07/06 AM 06:00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | [試聴結果]









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