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AIT研究所(aitlabo)の製作記事です
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パワーアンプ試聴報告14
AIT STEREO パワーアンプの音質評価感想が届きました。
この方は当初よりAIT機器を使用され、技術的にも判断できる方です。文中記載のreguratorはAITとしては4種(TR型、TR型remote付き、OPA型、OPAremote付き)作製し音質評価しました。
制御素子は全てNchMOSFETです。

以下が記事の抜粋です、( )内はAITのコメント。

最初のヴァージョン、即ち出力段のレギュレータなしのものでも超広帯域、低歪みであって、完全バランス、クラスA動作、BTL構成というアンプの理想形の力は圧倒的で、特にスピーカに対するアンプの支配力/制御力が特筆ものだなと感じました。


その後モノラルパワーアンプのリリースとその試聴結果から得られた知見をステレオ版にフィードバックして、出力段にレギュレータver1(TR型)が挿入され、出力廻りの実装や受動素子に若干の変更も追加されました。
これにより低歪み、音の分解能と密度が上がって音の厚みが増えました。


今回のver2(OPA型remote付き)はレギュレータの精度を更に上げるため、MOSFETをドライブする段をTrからOPアンプに変更し、リモートセンシングが追加されました。
ver2になっての音の変化の傾向はver1と全く同じですがその量的変化量がとても大きい。
ver1の時の音の密度が更にムヮーと2倍ぐらいに増えます。音楽ソースに同期して電源/GNDにノイズが乗って高域成分が潰れて再生されていなかったところが、今回ノイズが>なくなったためにちゃんと再生出来るようになり空気感とか響きの部分が音として鳴るようになったのだと思われます。
例えば弦楽四重奏を聴いた時センターのチェロと右側のビオラの間隔が2m位に今迄感じていたものが、その間隔の隙間に空気が埋まって間隔が1m位に小さくなりその分奥行き感が出て音の密度が上がった分、音の厚みが出てくる感じ。
直感として納得出来る変化の仕方なのです。


歪み感に関しても明らかに減っていてver1では2時ぐらいのボリューム位置まで上げるとさすがに歪み感が感じられ、それ以上は滅多に音量上げませんでしたが、2時の位置は標準の位置になりました。
もっと具体的に分かる別のケースを挙げます。Cafe Zimmermannの演奏でドンキホーテというオペラコミックの曲が出ていますが、この曲はメゾソプラノの歌手が大きな声でシャウトするところが数カ所あって、そこで今迄音が割れていたのですがこれが破綻しなくなりました。

音が割れたとしてもそう言うものだと思っていればたいした問題ではないのですが、今迄破綻していたものが破綻しなくなるというのは不安要素が一つ消滅したと言うことなので精神衛生上は矢張り影響あります。
パルス追従性能が上がったという証左です。

2016/08/01 PM 10:30:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | [試聴結果]









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