DAC
AIT研究所(aitlabo)の製作記事です
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AIT ES9038PRO DAC, プリ、パワーの試聴感想
AITDAC,プリ、ステレオパワーの試聴感想です。


AITLaboブログ2016/05/20の「パワーアンプとジッター」の記事にある
「物凄い静寂感が出てきて、各々の音の分離感が半端無い」
とはどのような音なのか、実際に聞いてみたいと思い、今回ステレオパワーアンプをお借りしました。

■試聴システム
SACD:SONY SCD-XA9000ES
PreAMP(CH_Divider,EQ内蔵):DEQX PDC2.6P
PowerAMP_Hi:FIDELIX Cerenate BTLmono(リモートセンシング) x2
PowerAMP_Low:FIDELIX LB-4a BTLmono(リモートセンシング)x2 ----> ここをAIT STEREOパワーアンプ試聴機へ
Main_SP:VIVIDAUDIO V1.5 (ネットワークを外しユニットに直結)
Sub_SP:ECLIPSE TD725SWMK2 x1 20Hz〜50Hz ((ICEPowerアンプ内蔵)

※普段はクロスオーバー4KHz192dB/octで2Way+Subで使用していますが、今回はテストのため、13cmユニットに50Hz〜16KHzまでと広い帯域を持たせることにして、そこをテストアンプに担当させ試聴しました。DEQXのデジタルイコライザー機能で高域端を持ちあげるとともに部屋のピークを補正して、50Hz〜16KHzをほぼ±3dBにおさめて、それにサブウーハーとスーパーツィーターを加えて帯域両端をひろげた構成にしてテストしました。

■試聴アルバム
1.藤田恵美「カモミール」(ジャズ・女声ボーカル)
LB-4a:声に芯があり、標準原器的な音色に乗るわずかな色気にうっとり
試聴機:
一聴してその圧倒的解像度、空気感に驚嘆。不確かな記憶だが、SONY TA-DR1やDR1aの音色、空気感がこんな感じではなかったか?
音場がばっと粒子状に広がり、その全域で高い解像度を保っている。
5曲目のフルート伴奏中の息づきが凄くリアルで、歌と絡んでも存在感が埋もれない。
一方、芯のあるかっちりくっきりの音色では無いので、その分やや質感、密度感が軽い気がするが、圧倒的に分離した粒子感と解像度は別格。ブログの記載に一聴して納得した。
いろいろアクセサリでチューニングをしていけば好みの音に近づけれる気もする。

2.小沢征爾・サイトウキネンオーケストラ「弦楽セレナーデ」(クラシック・オーケストラ、ライブ)
LB-4a:力強いオーケストラが迫ってくる。迫力の表現が良い。
試聴機:
圧倒的な解像度による細かな音の再現力が凄い。耳が良い指揮者の方なら、演奏者ひとりひとりの演奏が聞き分けられるのではないかと思うほど。この録音はたぶん指揮者の上の一点マイク収録なのであろう、今まであまり気にしていなかったオザワが指揮をしながら発するラララ、鼻唄そして唸り声がきちんと聞こえきて、まるでそれに合わせてオーケストラ全体が演奏されているよう。

3.デーモン小暮:「Girls’ Rock」(男声ロックボーカル)
LB-4a:デーモン閣下の力強い歌声が伸びやか。
試聴機:
1.の女性ジャズボーカルの時も感じたが、イコライジングに対する反応がとても敏感。なので閣下の声の芯にあたる周波数を探って少し持ち上げて、一方かぶって邪魔になるベース域を下げ、ドラムのキックを目立たせるといった感じにDEQXでイコライジング調整をしていくと、ほんの少しでもどんどん音が変化していく。音の変化がとても分かりやすいので、しっかり時間をかければかなり自分好みの音にもっていくことが出来ると思う。

4.BILL EVANS TRIO 「WALTZ FOR DEBBY RIVER SIDE」(ジャズピアノトリオ、ライブ)
LB-4a:ピアノの質感がとても心地よい。
試聴機:
ライブの再現感が凄すぎ。1曲目のブラシが不均等に擦れる音、2曲目のベースの胴鳴りなど、音楽の本筋以外の細かい音がちゃんと表現につながってくる。さらには試聴機とサブウーハーのタイミングがズレているのがはっきりわかってしまった。DEQXでは手動では1.3ms(45cm間隔)単位でしか調整できないので、サブウーハーを少し前に動かすか自動で調整しなきゃと思ったが、LB-4aの時にはズレが紛れて気にならなかったのを思い出し逆に愕然とする。

余談だが、試聴機のサウンドがサラウンドで使っているTA-DA9100ESに似ているところがあるのにふと気づく。実際に交換して確認してみると、確かに音色や空間表現、粒子感に似ているところがある。じゃあ、TA-DA9100ESの7.1chの使い方を変え、マルチウェイに組めばもうそれでいいかも!?
と思いながら試聴機に再度戻すと、解像度に大きく違いがありました。ハイビジョン超キレイ!と喜んでいたら試聴機は普通に4Kだったという感じです…。

5.守時タツミ「耳をすまして」(立体マルチマイク収録の自然音にのせた癒し系インストルメンタル)
LB-4a:キーボードをはじめとした楽器が自然音に重なるバランスが心地よい。
試聴機:
自然音が完全再現されている! 球形にマイクを配置して収録した自然音をそのまま仮想空間に配置してその上に楽器を乗せてミキシングしていく手法で制作されている(TDUと共同研究の資料より)ため、自然音の聞こえ方がとてつもなく半端ない。

ということで、なるべく早く購入に進みたいと思いました!

機材のとおり、今もリモートセンシングを愛用しています。このアンプでリモートセンシングに繋げるのがとても楽しみです!


■DAC(9038PRO)+プリアンプ+STEREOパワーアンプの試聴レポート■

上記説明のとおり、現在の構成では、DACとデバイダー、EQ、プリアンプ(アナログ6連VR付き)を、DEQX1台でまかなっています。
そこで、50〜16KHzをもたせたMIDのみデジタル出力を用いて、DEQX内のDACとアナログVRを、試聴機に差し替えました。

DEQX【デジタルチャンデバ・EQ−>DAC−>アナログVR】      −>STEREOパワーアンプ
DEQX【デジタルチャンデバ・EQ】−>DAC(9038PRO)−>プリアンプ−>STEREOパワーアンプ

一聴して、パワーアンプで得られた高い解像度のなかに、9038PROにより、音の深みの圧倒的な表現力が加わっている。またPREにより、ボリュームによる鮮度落ちをしっかりと取り戻した印象。

2018/12/29 AM 04:47:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | [試聴結果]









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